北海道といえば、やっぱりジンギスカンですよね。
ジンギスカンとは羊の肉のことですが、2歳以上のマトンと1歳未満のラムの2種類があるんですね。
昔は一般的にマトンをよく食べていましたが、臭みが強く、肉質も固いので、最近では殆どラム肉しか見かけなくなりましたね。
というわけで、ジンギスカンと言えば、今やラム肉って感じですが、実は、このラム肉にも種類があるんですね。
今回は、「ラムロール」と言われれる丸い形に整形したラム肉と、整形していない「生ラム肉」を比較して見ましょう。
当然、生ラムが旨いに決まっていると思いますか? 実は・・・。
目次
ラムロールって美味しいの?
ラムロールってどんな肉なの?
ラムロールやマトンロールは、羊の肉をロール状に丸めたものですね。
なぜロール状にしたのかは諸説あるようですが、最も有力なのは、固くて食べにくい部位である腕やスネ、脂が多い部位であるバラ、などのいろんな部位を食べられるようにするためにロールにした、という説です。
20年~30年前までは、どの部位も一緒に巻いていましたが、現在でショルダーロール(腕)等として使う部位を決めて生産されているようです。
ラムロールは冷凍して保存するので、肉質はどうしても固めになりますし、冷凍することで肉の細胞が壊れるので解凍時にドリップも多く出ちゃいます。
ただ、味付けにするには、この細胞が壊れているほうが味が染み込みやすいので、味付けジンギスカンにはロール肉が良く使われているんですね。
味付けの有無については、北海道でも場所によって文化が違ったりするので、これについては次回にでもご紹介しましょう。
今回は、主に、味付け無しのラムについての話にしますね。
ラムロールの解凍はどうするの?
ラムロールはカチンカチンに冷凍されて売っていますので、解凍方法は重要なんですね。
やっぱり、冷蔵庫でゆっくりと解凍するのが1番ドリップも少なくすることができて、旨味を逃しません。
ただ、丸1日はかかりますね。
もう少し早く解かすのにオススメなのは、流水による解凍ですね。
これは通販などの真空パックの場合に限りますが、ボール容器に水を張り、その中にロール肉をいれて冷蔵庫に近い状態で素早く解凍できます。
水は少しづつ溢れるぐらいに流してあげるといいですね。
これなら、数時間で解凍できるでしょう。
最後は、常温での解凍ですね。
夏などでは常温に置くだけで、早く解凍できますが、ドリップが多く出てしまうのが欠点ですね。
ですから、食べようと思ったら、早めに解凍するのが、美味しく食べるためのコツになります。
とても急ぐときには、電子レンジで温めたりもできますが、ドリップが大量に出ますので、極力避けたいところです。
ラムロールの味はどうなの?臭くない?
ラムロールは美味しいです!(キッパリ)
もちろん、一口でラムロールといっても、すごく美味しいものから、それなりのものまでいろいろありますが、概して美味しいです。
というのは、私は函館生まれで、ラムロールは小さい頃から食べていて、もう普段の味なんですね。
小さい頃、牛肉は食べた事がありませんでしたが、ジンギスカンは毎週のように食べていましたから、もうジンギスカンは私の食生活の一部のようなものだったんです。
本州の人は臭いとか言いますが、私には凄く食欲をそそるいい香りです。
小さい頃は殆どがマトンでしたから、ラムよりも羊の肉の臭いが強かったと思いますが、その臭いで育ってきているので、全く気になりませんね。
ただ、今はもうマトンのロール肉は殆ど見ませんよね。
ラムなら癖もなくマイルドな香りで北海道人でなくても美味しいと感じると思いますよ。
ただ、どうしても羊に肉の臭みが嫌いだという方には、無理にはすすめませんが、一度は試して見てほしいな、と思います。
あるいは、少しジンギスカンというものに少し慣れてから、ラムロールに挑戦するのでもいいかもしれませんね。
値段的にも、ラムロールは、生肉にくらべると安いのも嬉しいところです。
ジンギスカンは油がきつくないので、牛肉等に比べると本当に沢山食べれるんですね。
また、ダイエット効果もあり女性の間でも随分人気になりましたよね。
ラムロールは何処で買えるの?
北海道のスーパーマーケットなら、ラムロールを売っていない店を探すほうが難しいですね。
本当に北海道なら、どこにでも必ずあります。
ただ、関東ではそうポピュラーではありませんよね。
近くのスーパーでラム肉を見かけたことがありますか?
たまに、味付けジンギスカンが袋に入って売っていたり、生ラムが売っているかもしれませんが、ラムロールの冷凍物はあまりないですよね。
私の千葉の自宅近くでは、業務スーパーや生協でかろうじて見つけたことがありますが、結構メジャーなスーパーでも置いていないところが多いですね。
そして、やっと見つけたスーパーのラムロールが旨いか?といえば、冷凍期間が長い感じで、肉も固くなっていて、どうも今一つな感じは拭えません。
そこで、便利なのは通販ですよね。
北海道の信頼のおける肉屋さんの通販がおすすめです。
例えば、私のオススメは、こちらのラムロールです。
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ジンギスカンのタレはどうする?
このラムロールには味付けされていませんので、タレが必要になります。
このタレがまたとっても重要なんです。専門店などでは、お店特製のタレを作っているところもたくさんありますが、家庭でいただくなら、やっぱり定番がおすすめです。
北海道の函館や札幌なら、家庭でのジンギスカンのタレといえば、「ベルのタレ」が定番中の定番なんですね。
今でも、私は絶対にベルのタレが最高だと信じている1人です。
これに、「おろしにんにく」を少し入れるともう完璧ですよ。
このベルのタレは最近ではちょっと有名になったのでしょうか、スーパーでも結構見かけるようになりましたね。
もし、近くになくても通販で買えます。本当に便利な時代です。
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ラムロールのまとめ
ラムロールは北海道人にとっては最もメジャーなジンギスカンの肉です。
たしかに、若干の臭みというか、ラムの香りがしますが、これがポイントです。
これがジンギスカンを食べているという実感を感じさせてくれるスパイスなんですね。
初めて食べる人には、ちょっと違和感があるかもしれませんが、ジンギスカンに慣れてきた人には抜群の旨さですよ。
冷凍なので、解凍はゆっくりと冷蔵庫で解凍するのが一番ドリップが少なくておすすめですね。
タレは、できれば「ベルのタレ」に、おろしにんにくを少し入れて食べると、もう最高です。
ご飯もビールも両方に合う最高の味ですね~。
「安い」っていうのも大切なポイントですね。
生ラムって美味しいの?
生ラムってどんな肉なの?
まさに名前の通りで新鮮なラム肉のことですね。
ロールにしていないので、普通の焼肉のような形をしています。
そして、冷凍肉に対して生肉というと、冷凍していない肉のことを言いますので、冷凍することによって細胞が壊れることもなく、柔らかくて、臭みもほとんど無く、旨味を引き出しているラムなんですね。
北海道で食べたことのある人なら、生ラムを食べたことがあるかもしれませんね。
たしかに、高級なラムって感じで、ラムロールのようなラムらしい香りは凄く抑えられています。
ですから、初めてラムを食べるという人はこちらがおすすめと言われます。
まず、ラム肉に苦手意識のある人はこちらから食べるのが、確かにいいでしょうね。
生ラムの味はどうなの?やっぱりラムロールより美味しいの?
生ラムは高級なラムって感じです。
物凄く美味しいです。
ただ、古い人間で私のような北海道人からすると、スマートすぎるというか、香りが足りないというか、パンチがたりないというか、普通の肉になっちゃっているというか、そんな感じがしちゃうのも確かです。
ジンギスカンを食べてる感は、やっぱりラムロールのほうがするんですよね。
ただ、生ラムが不味いってわけじゃないんですよ。
とっても美味しいんです。まさに凄く美味しい。
ただ、ジンギスカンというよりも、ラム肉の焼肉を食べている感じなんですね。
ラム肉の焼肉は、まさにこの生ラムが絶品ですね。
もう、ラム肉とは判らないかもしれません。
でもね、やっぱりジンギスカンという感じではない気がするんですね。
うまく言えませんが、ラムの焼肉とジンギスカンの違いって感じですね。
なんだか、わかったような判らない話になってしまいました^^
生ラムって通販でも買えるの?
生ラムも通販で買うことができますよ。
ただ、輸送上の問題もあって、生ラムをカットしたあとに、冷凍してから宅配便で送る場合が多いようですね。
生ラムは、手切りでカットすると美味しいと言われます。
それは、機械で切るように、いつも同じ方向から切るのではなく、その肉に合った切り方ってのがあるので、それを手切りで上手に切るんですね。
これはそう簡単にできるものではなくて、職人さんの熟練の技が必要なんですね。
例えば、こんな手切りの生ラムがあります。
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結局、ラムロールと生ラムはどっちが旨いの?
結論から言うと、どっちも美味しいんです。
ラムロールは、ラム独特の香り(匂い)があるので、ジンギスカンを食べているって感じが凄くします。
一方の生ラムは、ラムの匂いがほとんどしない、とっても食べやすいラムって感じで、ジンギスカンというよりはラムの焼肉って感じです。
初めてラムに挑戦するなら、やっぱり生ラムでしょう。
そこで、ラムへの抵抗を少しなくしてもらってから、ラムロールに挑戦するのがいいでしょうね。
北海道人のようなジンギスカン慣れしている人なら、ラムロールが本当に美味しいですし、「ベルのタレ」と「おろしにんにく」があれば、もう何も要らないと思います。
そんなラムロールファンであっても、やっぱり、生ラムを食べると美味しいと思いますよ。
ですから、普段使いのラムロールと、チョット贅沢な生ラムって感じでしょうかね。
生ラムには更に高級な肩ロースもありますので、ちょっと特別なお祝いのときは、肩ロースも少し入れてみてもいいですね。
まあ、ラムロールがベースにあって、その上でたまにちょっと高価な贅沢な生ラムや生ラム肩ロースなどを食べるといいような気がしますが、これは、あくまで私の個人的な感覚ですから、自分のスタイルで食べればいいと思いますよ。
もちろん、生ラムが絶対最高っていう人も沢山いますし、私のような感覚をもっているのは、どちらかというと北海道育ちの人かもしれませんね。
さいごに
ラムロールも生ラムも一概にどっちが美味しいとは言えないですね。
敢えて言うなら、どっちも美味しいってことですね。
オススメの食べ方は、ラムロールと生ラムを少し取り混ぜて食べるのが、楽しいし美味しいと思います。
量を一杯食べるならラムロール、酒のつまみにちょこちょこつまむなら生ラムとも言えるかもしれません。
まあ、あなたに合った食べ方を探してみてください。
次回は、味付けジンギスカンと味付け無しのジンギスカンの違いについて、ご紹介しようと思います。